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そうだ、八丈島行こう。島内一周、自転車旅のススメ。

せっかくの連休、たまには信号のない道を走りたい。でもサイクリングロードは飽きたし、、、と思っている方も多いはず。どこかかゆいところに手が届く場所はないものか。

あるじゃないか。しかも都内に

というわけで、東京都内の南国「八丈島」を自転車で巡ってきました。

八丈一周道路を巡るf:id:narusemasaki:20170722200429j:plain

八丈一周道路という、名前の通り島内を一周する道路があります。一周は約50km。車や信号が少ないことも相まって、道に迷わずサイクリングに集中できることも大きな魅力の一つです。

走る、食べる、寄り道する。やっぱり自然は最高!

4日かけてこんな道を走りました。

4つのルートにそれぞれ色が付いていますが、3泊4日の行程を4色に分けています。立ち寄った場所はピンを立てており、現地で出会った方々にオススメしてもらった場所が中心です。

島は、一周で約50kmのため、集中すれば1日で周回もできてしまいますが、海、温泉、グルメと寄り道には事欠かないため、4日に分けて島内を散策しました。

DAY1:赤のルート:大賀郷/三根地区

到着初日、八丈富士をぐるりと回るルートを選択。清涼飲料のCMが撮影できそうな爽やかさに加え、比較的アップダウンも少ないので、島内随一のサイクリングスポットです。夜は底土野営場でキャンプ。

DAY2:緑のルート:樫立/中之郷地区

温泉激選区。とことどころ大きな坂がありますが、概ね快適に走行できます。温泉、砂浜と道中の誘惑が多いのが特徴。足湯きらめきで疲れた足を温めてください。

DAY3:黄のルート:末吉地区

山道。西側に比べて激しいアップダウン。名古の展望台、東京新百景にも選ばれた登龍峠の展望があるので見晴らしならこのエリア。

DAY4:青のルート:八丈富士

山なのでひたすら登り。ふれあい牧場には牛がいっぱいいます。かわいい。

ルート選択について

上に書いた通り、島の西側と東側では地形に随分と差があります。島の西側は比較的緩やかな道が多く、ある程度のスピードで巡航できます。一方の東側(特に黄色で示したルート)は大きな坂が多く、山道が中心になるので、小径車やレンタサイクルの場合は念頭に入れておきましょう。

底土港から見る日の出は本当に美しいですね。 f:id:narusemasaki:20170722200228j:plain

ここからは気になる交通機関と自転車運搬の注意点をまとめます。

飛行機ならコーヒーが冷める前に到着

八丈島のアクセスは、羽田から飛行機か、浜松町/竹芝からフェリーが選べます。船旅の魅力はありますが、飛行機が搭乗手続き含めせいぜい2-3時間に対して、フェリーの移動時間は約10時間かかります。八丈島は居心地のいい島です。ビールを買って浜辺や足湯で物思いに耽るだけでも最高に幸せです。いくら時間があっても問題ないので、早く行きましょう。

搭乗後、離陸して間もなくホットコーヒーを注文したのですが、すぐに着陸するとの理由で断られてしまいました。着陸に伴う揺れで飲み物がこぼれ、乗客がやけどをすることのないようにという配慮だそうです。

飛行機で自転車運べるの?

運べます。今回の旅では、前後輪を外す通常の輪行スタイルにキャンプ用の荷物を同梱して規定のサイズ内に収まりました。参考にANAのポリシーを記載しておきます。

サイズ(3辺の和)が158cmを超えても292cm(115インチ)以内であれば、サイズ超過料金を適用しません。

出典:ANA よくあるご質問
https://contact-jp.ana.co.jp/app/answers/detail/a_id/1308/~/自転車を手荷物として預けることはできますか。

今回の荷物

底土野営場でのキャンプのため、大荷物になりました。リアキャリアとゴムバンドを使って荷物を固定しています。 f:id:narusemasaki:20170722200210j:plain

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  • 輪行バッグに自転車と合わせて収納
    1. テント
    2. グラウンドシート
    3. 寝袋
    4. エアマット
    5. リアキャリア
    6. ヘルメット
    7. レインジャケット

機内持ち込みの手荷物は、すべてパニアバックへ収納しました。

  • 手荷物(パニアバッグ)に収納
    1. シングルバーナー(ガスは現地調達)
    2. 替えのチューブ等メンテナンスグッズ
    3. 空気入れ
    4. 鍵(地球ロックできるもの)
    5. 着替え一式
    6. その他小物

ちなみに旅の途中で使わなくなった荷物(キャンプ用品/着替え等)は島内のヤマト運輸から、自宅へ送り返しました。島内の営業所、八丈島宅急便センターの位置も地図に入れています。

自宅↔︎空港の移動

都内の自宅から、行きは混雑回避のため早朝に出発し、空港まで輪行バッグで運搬。配送した場合、万が一現地で受け取れないと初日が台無しなので、ここは手で持って行きます。帰りは夕方の便で羽田着。電車混雑を見越して、羽田空港内のヤマト運輸営業所から自宅へ配送しました。遠出でクタクタなので、利用するなら帰りがいいですね。

持ち込み禁止の荷物

自転車のメンテナンスやキャンプ用品の可燃性のスプレーは持ち込みできません。また、盲点ですがパンク修理キットを常備している方、ゴムのりも可燃性のため持ち込みできませんので、予備のチューブを忘れずに携行しましょう。

破損に気をつけて

自転車を預ける際は、カウンターで免責の署名をしなければなりません。傷や破損があったとしても保証はありませんので、自分で自転車を守らなければいけません。

ANA便で自転車をお預けになるお客様へ
http://www.ana.co.jp/topics/notice140107/index.html

ハードケースを利用するなど、上を見ればきりがないので最低限やっておきたいことを書いておきます。

  • 自転車を預ける前にやっておきたいこと
    1. リアディレーラーは輪行の時と同じくギアをインナー(ローギア)に入れておくこと
    2. フロントフォークはエンド金具をつけること
    3. 気圧の変化があるので、タイヤの空気圧は下げておくこと

それでもやっぱり心配という方は、ペダルやディレーラーなど取り外せるものは面倒のない範囲で取り外してしまいましょう。

それでも行きたくなる、八丈島

いかがだったでしょうか。陸地の移動に比べてハードルが上がりますが、それだけの価値はあると思います。是非ともみなさんもチャレンジしてみてください。

良い週末を!