賃貸DIY 趣味部屋を加速させる板壁の作り方#2 組立編
さて、前回に引き続き、塗装の完了した板壁を設置していきます。
結構な重労働なので怪我や事故に注意してくださいね。
part.1 はこちらからどうぞ。
壁を組み立てる
な、、、長さ足りねぇ、、、、!!!
早速やらかしました。一番大事な支柱の長さが足りません。ナンテコッタイ。
まだ慌てるような時間じゃない。足りないなら足せばいいじゃないか!
2x4材の長さが足りないので継木で延長
というわけで継木を行っていきます。おうちに余っている2x4材があると思いますので(ない)、不足している長さ分をカット。
カットした木片と支柱を"ダボ継ぎ"という方法で接着し、一本にしてしまいます。
まず、木片にダボ穴を開けます。穴にマーキングポンチを入れ、支柱と合わせ穴の位置をマーキングします。 今度はマーキングをガイドにして、支柱側へも同様にダボ穴を開けていきます。
正直かなり難易度が高く、ぴったり合っているとは言い難い感じになりましたが、覆いで隠してしまうので今回はこれで良しとします。
ちなみに、ダボ継ぎをしつつ接着面にはTitebondを塗って補強しています。このTitebond、本当に木材がくっつきます。一度接着してしまうと元に戻すのは難しいので、慎重に使ってください。剥がれなくなって途中で作成放棄したアンプのキャビネットはいい思い出、、、(友人談)。
専用商品を使うのもあり
ディアウォールには"中間ジョイント"なる商品も用意があるようなので、こちらを使ってみるのも一つの手でしょう。 上記の"ダボ継ぎ"は、本来であれば、垂直に穴を開けるドリルガイド、ダボ穴用のドリルアタッチメント、マーキングポンチなど、きれいに仕上げるには道具が必要になります。
ただし、外からジョイントやネジが見えないこともあり、木の雰囲気を損なうことなく仕上げることができますので、やる気のある人はぜひチャレンジしましょう。私は次もやります。
支柱を建てる
ようやく壁面つっぱり棒こと、"LABRICO 2x4 ADJUSTER" の出番です。
使い方は簡単。2x4木材の両端にアタッチメントをつけます。バネの付いている方が天井側になるようにして、床と天井の間を突っ張るように三本の支柱を設置していきます。
この時、支柱がまっすぐ立っていることを確認するため、水平器を使いながら作業をしましょう。
プロジェクタスクリーン用に上棚も取り付けておく
応用になるのですが、今回はプロジェクタスクリーンの設置を見越して、板壁最上部にスクリーン取り付け用の上棚を用意しておきます。
設置方法は単純で、天井と"LABRICO 2x4 ADJUSTER" の天井側アタッチメントの間に挟み込むだけ。ただし、天井との接地面が少なく、板が手前にしなっていたため、L字金具で補強。
金具も浮いてかなり不安定に見えますが、随分マシになりました。あまり重いものは載せないようにしましょう。
横板の固定
上から順に、横板を敷き詰めていきます。完成系が見えてくる段階なので、作業時はテンションが上がる瞬間ですね!
最初の1枚は、センターの柱のみ仮留めした後、水平器で傾きがないか確認しながら左右を固定します。 ここから19枚、最初の1枚に合わせて取り付けていくので、ここは手を抜かずに調整しましょう。
ビスをを支柱につき1か所ずつ打ち込んでいきます。横板1枚に3箇所ですね。全行程の中で、最も過酷な肉体労働です。作業は必ず二人で行いましょう。
というのも、板の取り回しは一人では危ないですし、長さもあるので壁にぶつけて傷つけてしまう恐れがあります。
また、それぞれの板には個体差によるしなりや捻れがあり、そのまま上の板にくっつけて並べていった場合、隙間ができたり、片側に偏ってしまい見た目が悪くなってしまいます。ネジ止めを行う作業者の他に、板の癖を伸ばしながら支柱へ固定する役割が必要ですね。
翌日の筋肉痛がすごい。
この作業が終わるとかなり完成形に近づいてきましたね。
いよいよ壁面のアレンジ
ギターハンガーを取り付ける
趣味がギターの二人からすると、これが一番ムフフな瞬間。
上から3段目の横板を取り外し、裏には2x4の余り材で補強しつつギターハンガーをネジ止めします。
が、、、ここで想定外の事態。
ギターが想像以上に大きい!!
棚板ですが、板壁の端から端までの長板2段で設計をしていましたが、上段のスペースがギターにより圧迫されることに気づきました。
ということで急遽デザイン変更。ギターハンガーを右側へ移動、上段の棚板は半分に切って、長長の2段組みから短短長の3段組みへ。ディスプレイするものが決まっている場合は、それも込みで寸法を測っておきましょう。
ついでにギター照明用にクリップ式の小型ライトをつけておく。
棚板を取り付ける
板壁ができているので、チャンネルサポートを使い棚板を取り付けていきます。
あと少しで完成だ、、、!早くビールが飲みたい、、、!
チャンネルサポートって?となる人もいるかもしれませんが、下記の画像のようなレールの好きな位置にブラケットを差し込むことで棚板の高さを自由に変更できるような仕組みのことです。
チャンネルサポートを板壁に固定する際は、水平になっているどうか必ず確認しながら行いましょう。
傾きがあった場合、棚板に乗せたものが徐々にずれ落ちて行ってしまう事態になりかねません。
実施した手順としては、磁石式水平器をチャンネルサポートにつけたまま、地面と垂直になるよう片側の位置を先に固定します。反対側ですが、水平器を乗せた棚板を支えて、水平を保ちながらチャンネルサポートのビスを締めていきます。力業です。
ブラケットは付属のビスで棚板に固定するのですが、これも左右の間隔合っていなかったり、取り付けに傾きがある場合は、うまくチャンネルサポートとかみ合わなくなってしまいます。
直角定規などを使って傾かないようにして片方を固定した後、反対側はチャンネルサポートに設置した状態でビス止めを行うと良いでしょう。
完成
これはいいものだ。
部屋の雰囲気がガラリと変わりますね。
棚板も6ft、約1.8mあるので、相当なものが置けそう。こんなに置くものあるのか、、、?
そしてお待ちかねのギターディスプレタイムに入るのですが、、、
おいおいおい、、、ヴィンテージギターかよ!!
すごい。ここに掛けると全部100万円のギターに見える。全ギタリストにオススメできる出来になりました。
プロジェクタの仮設(次回予告)
まだプロジェクタラックを作っていませんが、今回はこれで一段落です。(もう疲れた)
ただ、雰囲気だけ見ておきたいので仮置きしてみた結果が、以下の画像です。
板壁に直接映すのも面白い質感になるので、インテリアとしての利用もありかもしれません。
スクリーンはカーテンで一時的に代用していますが、これなら全然大丈夫そう!
次回のホームシアター構築に期待が持てますね!乞うご期待!